桜の色が薄い年はいつまでも寒い
ここでいう桜は、ヒガンザクラやソメイヨシノです。
まだシャキッとしている花びら(咲いてから2・3日以内)をよく見てみましょう。
日中よく晴れて気温の高い日が続くと、花びらは濃いピンク色。
日中曇りがちで気温の低い日が続くと、花びらは白っぽくて薄い色になるようです。
これは日射量が不足したり、気温が十分に上がらないと、
花びらの色素が少なくなってしまうから。
このフレーズは、桜の色で1年の天気を占ったものといえるでしょう。
春の入道雲はヒョウが降る
ヒョウは直径5mm以上の氷の粒やかたまりのこと。
落下速度は時速40kmにもなります。
ヒョウは、日本付近を低気圧が通過し、暖かい南風が吹き込んでくるようなときに降りやすい。
たとえば、太平洋側の山沿いの地方に、季節はずれの大きな入道雲がわきあがったときです。
夏と違って、春は地上付近の気温は低いです。
そのため、雲の中で作られた氷の塊が溶けずに、ヒョウとなって降ってくるのです。
ちなみに、入道雲は夏の代名詞で、「夏の入道雲は晴れ」などといわれます。
お天気編